Android向け日本語入力アプリ『Simeji』の未来形として、これまでにない日本語変換体験を提供する『Simeji NEXT』を開発いたしました。『Simeji NEXT』は、本物のしめじに『Simeji』の機能を搭載したいという想いから研究が進められてきました。しめじ内部の繊維菌糸組織が発する微弱電流を用いることで、高い予測変換精度を実現。優れた入力効率性を提供する『Simeji』の機能をそのまま、しめじに移植することに成功しました。日本語変換時にしめじらしい弾力をお楽しみいただける全く新しいタイプの『Simeji』です。この「Simeji NEXT」について、開発者である矢野りんのコメントをご覧ください。

バイドゥ株式会社 モバイルプロダクト事業部 マネージャー / Android女子部部長
SimejiのUX/UIのデザインやプロモーション企画・デザインを担当している。
主な著書『スマートフォンデザイン見本帳』、『ウェブデザインのつくり方、インターフェイスデザインの考え方。』、『デザインのへそデザインの基礎体力を上げる50の仕事術』など。
身長152.2cm。

• ブログ(ものづくりにっぽん) http://yanorin.blogspot.jp/

『Simeji』の産みの親として我が子同然の『Simeji』の未来について考えていたある日、ふと思ったのです。「未来とはNEXTである」と。 また、こうも思いました。「NEXTとは未来である」と。 『Simeji』の未来系として開発した「Simeji NEXT」は、『Simeji』の機能を本物のしめじに搭載することで世の中がどのように変化するのか、 という想いから始まりました。

しめじで日本語を変換するには、まずAndroidで入力したひらがなを、しめじに読み込み、 中央部に埋め込まれた変換機能を介し、ひらがなが漢字などに変換されます。
まず私たち開発チームは、1本1本のしめじをテストし、最適なしめじを探すことにしました。何日にも渡るしめじを選定する作業が続きました。 ただ、このしめじは食用なので「Simeji NEXT」として利用できなかったものを捨てるわけにはいかないので、 調理して毎日食べ続けることになりました。正直、今後の人生で、もうしめじを食べることは、ないかもしれません笑…
そして、とうとう「Simeji NEXT」に最適なしめじを見つけたのです。 しめじと駆け抜けた苦労の日々を思うと、自然と涙が溢れてきましたね。

「Simeji NEXT」は、 今後も改良を重ね、日本中の人々に愛されるような道具に育てていこうと思っています。 ひらがなを漢字に変換したいとき、そのかたわらには、しめじがある。 そういう時代が来れば、世の中はもっとおもしろくなると確信しています。
今後とも、私たちの動向に注⽬していただければと思います。
あ、ただ現在はまだ未完成なので、それまではダウンロード版『Simeji』で日本語変換をお楽しみください!

・配布開始時期:未定
・変換エンジン:独自開発のSimeji変換エンジン(Android版「Simeji」と共通)
・動作環境:加熱前、調理前のしめじ。
(軸と傘が切り離されているしめじには対応しておりません。)
・推奨環境:長野県産ぶなしめじ(*長野県以外の産地のぶなしめじにも 移植可能です。また、はたけしめじ、本しめじ、おしろいしめじ(食用不可)など、シメジ科のシメジ属およびシロタモギタケ属のキノコでも動作確認しております。)
・通信:しめじ内部の繊維菌糸組織を用いた独自規格
・入出力:しめじの胞子および繊維菌糸組織を用いた独自規格